脱毛症とは?

円形脱毛症など脱毛症の解説

 

人間の髪の毛はヘアサイクルと呼ばれるものにしたがって、成長、退行、休止を繰り返していきますが、何らかの要因が加わることでそのサイクルが乱れると、髪の毛早くが抜けるようになったり、新たに生えてこなくなったりするようになります。このような症状は一般に「脱毛症」と呼ばれますが、この脱毛症には様々な種類があります。

 

近年、テレビCMなどでよく聞かれるようになって久しい脱毛症の種類として、男性型脱毛症(AGA)が挙げられます。AGAは、男性ホルモンの一種であるジヒドロテストステロンの生成が過剰になり、毛乳頭細胞にあるレセプターとの結合によって髪の成長を抑制するシグナル物質が多くつくりだされることが原因で、ヘアサイクルが乱れて脱毛が進行するようになる病気です。

 

一方、AGAには女性が発症するものもあり、女性男性型脱毛症(FAGA)という病名がつけられています。FAGAもAGAと同様にホルモンが発症に関与していますが、FAGAの場合はストレスや過剰なダイエット、経口避妊薬(ピル)の服用などによる女性ホルモンの減少が原因となっている点で異なります。

 

円形脱毛症も、見聞きする機会が多い症状の一つです。この病気はAGAやFAGAとは異なり、精神的なストレスや自己免疫機能の異常、産後のホルモンバランスの変化、アトピー性疾患、遺伝的要因など、複数の発症原因が指摘されています。

 

このため治療方法も完全に確立されているわけではなく、早期に完治するには医師が発症原因に応じて最適と考えられる方法を見極められるかどうかがポイントとなります。

 

ヘアアレンジを頻繁にする人がかかりやすい脱毛症もあり、これは牽引性脱毛症と呼ばれています。ポニーテールや編み込みなどといった束ねるタイプのヘアスタイルや、エクステンションは、長時間にわたって髪の毛が引っ張られる状態になるため、これを頻繁に続けることで、髪の分け目や結び目が薄くなっていきます。このタイプの症状は、毛髪や頭皮に負荷がかからないようなヘアスタイルに変えることによって、進行をおさえることができます。